◆第89回:「映画『未来シャッター』をツールに広がるフューチャーセッション」
2015年12月22日(火)午後7時から「映画『未来シャッター』のことを聞きたい!」と思う経営者、NPO職員、自治体職員、茶の湯研究家、ビジネスパーソン、市民メディアプロデューサーなど11名が集い、対話しました。(感謝!)
◆第89回:「「映画『未来シャッター』をツールに広がるフューチャーセッション」
☆ゲストスピーチ&質疑応答
高橋 和勧(たかはし・かずゆき)さん(映画監督・NPO法人ワップフィルム代表)
【手ごたえ、広がり】「未来シャッター」は人・モノ・場所・思いに支えてもらって、協賛団体が100以上、エンドロールには100人以上の名前があります。反響はジワーっときました。企画段階から完成まで3年、公開し半年ですが、メディア40社ほどに取り上げてもらったり、Facebookの力も大きいです。アクションサポーター200人以上、応援団が1000人以上です。
この映画を見た人が、次の上映会を自ら企画したくなる不思議な気持ちになり、上映活動がどんどん広がっています。
【自分のこと】
生まれは東京ですが、父の仕事の関係で東京・大阪・奈良と住んでいました。高校時代に父が亡くなり、人生が変わりました。「高校の友だちには負けたくない!」「銭を持った人が勝ち」「No1になりたい」という価値観で、大阪ミナミで鳴らしていたこともあります。
今は、「生きることはお金の価値ではない」とすっかり価値観が変わりました。
【映画のねらいと製作の仕方】
ねらい①:映画として、自分はいったい何者なのか?今、自分がなすべきことは何か?貴方のアイデンティティと多様性に深く問いかけます。見る度に感覚が変わり、自分をリセットして再生したもらいたいと思っています。
ねらい②:人と地域、世の中を見直すことができ、イノベーションと活性化です。
製作手法は、これまでの映画と違っています。大田区でフューチャーセンターをつくる話があり、キネマ通り商店街の中に、事務所を構えました。不特定多数の人が集まり、ストーリーづくりからフーチャーセッションでシナリオづくりをしました。途中3回の挫折も含め、完成にこぎつけました。映画を作れる人は、本当に何でもできます。
社会問題の根底である『心の線引き』に焦点をあて、その解決の糸口を描き出しながら、フューチャーセッションを通した対話を行うツールとして製作しました。
【テーマ】
世の中に居場所のない人に「自分たちの未来は自分たちでつくる」「人生の主導権を握る」ことを感じて欲しいのです。この映画の中には、スターはいません。みんな悩みを抱えながら生きる人たちが登場しています。
自立の社会課題を解決するヒントを描き出したこの映画を鑑賞した後に開く「フューチャーセッション」を通して、描かれた物語を題材に未来志向の対話をします。見た人は自分事として、描かれた未来ビジョンを具現化しようと行動します。
【まちづくりの資金提供】
資金は当初0円。あくまでface to faceの人と人のつながりを大事にしたいので、あえてクラウドファンディングはやりません。復元力が違うからです。
だから、中小地域間連携で「産官学金市民一体参加型」で製作してきました。人と人のつながりにより、考えられないような協力が得られ、奇跡が生まれてきました。
「マージナルマン」は「境界線の人」。どこにも所属していない。帰属していない。創造を生み出す。成長過程にある人です。
「自分を信じることで人は生まれ変われる」と思います。
心のシャッターを分かち合い、未来志向の対話によって、地域社会全体が強調アクションで「明るい未来社会」を実現することが、今一番大切なことだと思います。
◇人むすびカフェ ファシリテーター 角田 知行さん
今日のお題は、「映画『未来シャッター』があなたを惹きつけるポイントはどこですか?なぜ、あなたはそこに惹かれているのですか?」
終了後のご感想を一部、紹介します。
・人っていいね!
・人の縁で人生が動いていく。
・従来の映画は一方通行(作り手⇒観客)未来シャッターは双方向(作り手⇔観客⇔観客)
・制作側の思いを超えて良い方向に映画が一人歩きしている
・3つの段階で違う これまでの映画との違い(製作・配給・上映)
・世の中には「無条件にただ私のことを分かってほしい」という心理の人で、「自分の心理を伝えたくない」「他人のことも分かりたくない」とアクションを起こしたくない人がいた。そしてそういう人もまた「心のシャッター」を築いている。(この種の甘えたがりの方が今の時代では多いのでは・・・?)その人たちに対しては、どのようなアプローチをこの種の活動で行うことができるのか・・・?
どう心のシャッターを開けられるか? 等
