ワークショップの可能性 “個人の知恵と力”を“組織・コミュニティの知恵と力”へ
「ワークショップ」の元々の意味は「workshop=仕事場、作業場」です。そして現在では、「ただ聞くだけでなく、テーマに従って参加者や専門家、関係者が対等な立場で、双方向性・パートナーシップを重視しながら討議を重ねる場」を総称して「ワークショップ」と表現することが多くなっています。納得と合意を図り、生産性を高める新しい会議のしかたです。 地域においても組織においても、構成メンバーの価値観・ニーズが複雑化・多様化する中、従来からの知識や手法、経験則だけでは問題解決が難しくなっています。
ワークショップ(会議)では、関係者が互いの思いや情報を共有し、話し合いによって知恵を出し合い、合意形成を図りながら「ストーリー」づくりを行っていくことによって参画意欲が高まり、より実効性のある課題解決が可能になります。
コーディネーターとファシリテーター
地域住民、顧客、専門家、運営スタッフ。「ワークショップ」には様々な立場の方が関わります。しかしながら、関係者をただ集め自由に議論をしてもらっても、論点の定まらない、成果のあがらない会議になりかねません。ワークショップを「ダイナミックに運営」・「楽しく」コーディネートし、「成果」を挙げるためには、会議の総合プロデュースをするコーディネーターやファシリテター(進行役)の存在が大事なのです。
ワークショップの活用例
私どもでは、街づくりや観光資源の開発における「ワークショップ」開催のお手伝いを中心として、各種計画立案や民間業界団体、企業等における「学習と創造」「合意形成」を促進する「ワークショップ」のコーディネートを実施しております。
自治体・非営利組織における活用イメージ (自治体の例)
公園づくりや施設づくり、福祉の計画づくりなど、地域住民が政策・事業の計画段階から参画し、住民側からの身近な視点で提案を行い、行政や専門家はそれを踏まえて計画を策定する。実施に向けて地域住民も主体的に責任感をもって関われるのではないでしょうか。その場が「ワークショップ」の開催によって創造できます。そのようなプロセスを通じて、様々な方の心と心が通いあい、地域コミュニティを再生することが今後ますます重要になります。
一般企業・業界団体における活用イメージ (食品メーカーの例)
企業においては、お客様へのマーケティング活動や事業リスク低減の為、お客様(消費者)と共に考えるという活動が重視されています。例えば食品メーカーであれば、お客様が商品づくりに参加するというマーケティング側面の重要性が増しています。また食の専門家等も交え、食品添加物の是非等も含め議論することにより、常に外部のチェックが入ることによる「企業モラルの維持」や「事業リスクヘッジ」の視点も経営システムの中に組み込むことが可能となります。その消費者や専門家と、メーカー社員との合意形成の場として「ワークショップ」の開催は、マーケティングとモラル維持の両面から有効です。
専門家によるコーディネートとファシリテーター養成
豊富な実績を有したプロが、貴団体(社)の双方向型ワークショップの実現を企画段階からサポート致します。
ファシリテーター養成研修では、ファシリテーターに必要とされる個人やチームがもっている能力を最大限に発揮して、場の目的達成を促進するファシリテーション技術を修得できます。
【ワークショップ企画】
- ファシリテーター養成
- ビジョンメーキング
- 環境教育
- 公園づくり
- まちづくり(フィールドワーク)
- 観光開発
- 条例づくり
- 地域資源開発
- 商店街コンセプト 等
ワークショップコーディネートのお問い合わせ
ワークショップ開催実績のお問い合わせ、またはワークショップに関するご相談は、お問い合わせフォームをご利用いただくか、直接弊社までお気軽にお問い合わせください。 (提案に際しての費用は一切無料です)